山梨県の県都、人口19万5000人(推計人口、2013年5月1日)。夏になると、甲府はその暑さのために、たびたび天気予報で取り上げられ、盆地に所在することが原因といわれる。中央本線で行き、笹子トンネルを抜けて下りにかかると、左手に甲府盆地を東から一望する。手前の丘にはぶどう畑が広がり、奥は南アルプスなどの山々で囲まれ、その間のまさにお椀の底のようなところに甲府の街並みが広がる。武田信玄像がある駅南口から伸びる平和通りがメインストリートで、山梨県庁、甲府市役所、甲府警察署、甲府地方裁判所が続けて現れる。近時は駅北側にもペデストリアンデッキや図書館などの施設が整備された。駅北西10分くらいのところには、信玄の隠し湯、湯村温泉郷があり、伝統ある旅館が並んでいる。町中に突然温泉街が現れたような感じだ。
甲府の町並みを北から一望する(背後は富士山)
昇仙峡