四川省の省都、総人口1407万人。中国南西部の経済、文化、歴史、観光の中心地である。中国のことを良くも悪くもいうつもりはないが、集合住宅、オフィスビル、雑居ビル、ホテルがはるか遠くまで林立し、市中を高速道路が走り、片側3車線も4車線もある道路には車やオートバイがあふれ、あちらこちらで地下鉄の工事が行われおり、そのスケールには圧倒される。私が訪問した地区は、新たなビジネスの中心として開発中で、中庭を取り囲んで真新しいビルが建ち並び、国内外の会社の入居を迎えている最中であった。寛窄巷子は、旧市街地の古い建物と町並みが保存されており、外国人の観光客の姿が見られた。もっとも、スターバックスなどの飲食店が入居し、怪しげな古道具の土産物を売っていたりと、建物が保存されてきたものか復元されたものであるかも定かでない。四川料理は大変辛いことで知られている。私が入ったレストランは、地元の家族連れなどで賑わっていたが、出された料理は私の口にはまったく合わなかった。
ビルが林立する中心部
高速道路の中央部にはBRT(BUS RAPID TRANSIT)があり、この写真を撮影した歩道橋は乗り場へと繋がっている。
一歩脇に入ると、古びたマンションが建っている
寛窄巷子の古い?町並み